Amazon SESが停止する要因につきまして
お客様各位
平素よりお世話になっております。
サスケではメールの到達率向上のため、Amazon SESを利用することができます。皆さまの適切なご利用により高い到達率を維持できておりますが、近年は迷惑メール対策が強化され、Amazon SESの利用基準も厳格化されています。
基準を大きく下回る状態が続くと、最悪の場合はSESの利用停止となることがあります。以下をご一読いただき、引き続き適切な運用にご協力ください。
なぜ停止されるのか
Amazonは送信元の健全性を『苦情(迷惑メール報告)』と『バウンス(送信失敗)』などの指標で判断しております。この指標が悪化すると停止の対象になり得ます。
Amazon SESが利用停止になる主な要因
1. 迷惑メールとして報告される(苦情)
受信者が『迷惑メール報告』ボタンを押すと、苦情としてAmazonに通知されます。この苦情が一定水準を超える状態が続くと送信元の信頼性が低下し、停止の対象となります。
- 配信先にとって心当たりがない、興味がない内容は苦情につながりやすいです
- 件名や差出人名、配信頻度なども影響します
2. 送信失敗(バウンス)が増える
存在しないアドレスや受信拒否設定のアドレスへ送ると、バウンス(送信失敗)が発生します。このバウンス率が10%を超えるなど、失敗が多い状態が続くと、同様に信頼性が低下し停止の対象となります。
- 誤ったアドレスの大量送信
- 長期間更新していないリストへの一斉送信
- 短期間に繰り返し同じ失敗アドレスへ再送
停止を防ぐためにできること
例えば以下の点を心がけることで、苦情や配信失敗を減らしAmazon SESの停止する確率を減らすことが可能です。
- 「DMボタン」が「NG」 の顧客には送信しない
- 「メールアドレス検証結果一覧」で「NG」 の顧客には送信しない
- 同意(オプトイン)取得済みのアドレスのみに送信する
- 一度「配信失敗」になったアドレスへ再送しない
- 配信頻度は適切にすること(急な増量は苦情やバウンスの要因となります)
よくある質問
Q. 「バウンス」とは?
A. 宛先エラーなどでメールが配信されなかった状態を指します。多いほど送信元の評価が下がります。
Q. 「迷惑メール報告(苦情)」とは?
A. 受信者が迷惑メールとして通報した件数のことです。小さな割合でも影響が大きいため要注意です。
Q. 一度失敗したアドレスに再送しても良い?
A. 原則おすすめしません。リストから除外し、原因(打鍵ミス・休止ドメイン 等)を確認してください。
参考記事
今後も、皆さまの配信が安全かつ確実に届くよう、当社でもモニタリングやご案内を継続してまいります。
何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。