展示会は新たな見込み顧客を獲得する絶好の機会ですが、その見込み顧客を実際の受注につなげるためにはいくつかの重要なポイントがあります。本記事では、展示会後のフォローアップから見込み顧客の育成、効果的なセールス戦略まで、具体的なアプローチ方法を詳しく解説いたします。
Contents
展示会後の迅速なフォローアップ
展示会終了後、最初に行うべき重要なステップは迅速かつ丁寧なフォローアップです。展示会で収集した名刺や見込み顧客の情報をもとに、できるだけ早く連絡を取りましょう。展示会での出会いや製品に対する興味を忘れられる前に、展示会終了後48時間以内にフォローアップメールを送るのが理想的です。
また、メールだけでなく、電話によるフォローアップも効果的です。電話では見込み顧客の具体的なニーズや課題をさらに深く理解することで、次のコミュニケーションをより効果的に進めることが可能です。
パーソナライズされたコミュニケーション
見込み顧客とのコミュニケーションをパーソナライズするとは、個々の状況や関心に合わせてメッセージをカスタマイズすることです。これにより、見込み顧客は自分が特別な対応を受けていると感じ、信頼を築きやすくなります。展示会でのやり取りを基に、各見込み顧客に最も適した情報や提案を提供しましょう。多くの見込み顧客は、展示会で受けた情報に基づいたフォローアップを期待しています。
たとえば、展示会で特定の製品や課題に関心を示した見込み顧客には、その関連情報や解決策を中心にした提案を行うと効果的です。見込み顧客の業種や役職に応じた具体的なメリットや導入事例など、価値ある情報を提供することで、製品やサービスが適していると感じてもらいやすくなります。
さらに、パーソナライズされたコミュニケーションを実現するためには、CRMシステムの活用が不可欠です。CRMシステムを使用して、見込み顧客の過去の行動履歴や興味を把握し、それに基づいて最適なタイミングで適切な情報を提供することが重要です。
見込み顧客の育成(ナーチャリング)の重要性
見込み顧客の育成とは、見込み顧客を育てて購買意欲を高めるための活動です。これには、定期的なメールマーケティングやニュースレターの配信、ウェビナーやセミナーの案内が含まれます。継続的な情報提供によって、見込み顧客の関心を維持し、徐々に購買意欲を引き出すことが可能です。
例えば、月に一度のニュースレターに最新の業界ニュースや技術トレンドを紹介することで、見込み顧客の関心を引き続き保つことができます。また、ウェビナーの開催も非常に効果的です。
リードナーチャリングの過程では、見込み顧客のスコアリングを行い、関心度に応じたアプローチを展開しましょう。見込み顧客がどの情報に反応し、どの程度の関心を示しているかを監視することで、最適なタイミングで営業活動を行うことができます。適切なタイミングでのアプローチは、受注につながる確率を大幅に高めます。
リードナーチャリングには教育的な要素も重要です。業界トレンドや技術的な知識、成功事例などを提供することで、見込み顧客の知識レベルを向上させ、製品やサービスへの理解を深めてもらうことができます。
効果的なセールス戦略
見込み顧客を受注に変えるためには、効果的なセールス戦略が不可欠です。展示会で獲得した見込み顧客の状況に応じて、カスタマイズされた提案やデモンストレーションを行いましょう。見込み顧客が抱える具体的な課題やニーズを正確に把握し、それに対する具体的な解決策を提示することが重要です。
たとえば、見込み顧客が特定の問題で困っている場合、具体的なソリューションを提供するメールを送ると良いでしょう。
また、セールスプロセスでは迅速な対応も求められます。問い合わせや追加の情報要求に対して迅速に応えることで、見込み顧客の信頼を得ることができます。そのためには、チーム内での情報共有と効率的なコミュニケーションが不可欠です。さらに、CRMシステムを活用して見込み顧客情報を一元管理し、効率的なセールス活動を支援することが推奨されます。
展示会後のアカウントマネジメント
展示会で獲得した見込み顧客を長期的な顧客関係に発展させるためには、展示会後のアカウントマネジメントが重要です。受注に成功した場合も、その後の関係性を維持し、顧客満足度を高めるために努力することが大切です。これにより、リピートオーダーやクロスセル、アップセルの機会を増やすことができます。
アカウントマネジメントでは、顧客のライフサイクル全体を通じて一貫したサポートを提供することが求められます。導入初期のサポートから、日々の運用サポート、さらにはアドバンスサポートまで、顧客の課題やニーズに応じて適切なサポートを提供することが重要です。さらに、顧客のビジネス成長に合わせて新しい提案を行い、継続的に価値を提供することで、長期的な顧客関係を築くことができます。
CRMシステムのご紹介:新規営業支援システム「クラウドサービスサスケ」
CRM(顧客関係管理)システムは、顧客情報を一元的に管理するためのツールです。具体的には、顧客の連絡先や過去のやり取り、購買履歴などを一つのシステムでまとめて管理し、営業活動を支援します。
展示会での成功を次に繋げるためには、展示会で獲得したリードを迅速かつ効果的に管理し、営業活動に活かすことが重要です。「クラウドサービスサスケ」は、以下の課題を解決します。
- 名刺の自動データ化とアンケートの紐付け
展示会で集めた名刺データの管理には、スキャナ(Scansnap)を使って名刺を一括スキャンし、自動でデータ化とアンケート情報の紐付けが可能です。手入力や外部発注の手間を省き、スムーズなデータ管理が実現します。 - 顧客の過去の接点情報を確認 展示会で獲得した顧客情報について、過去のマーケティング活動等(別の展示会やセミナー、問い合わせ等)で接点があった場合、顧客情報を軸にいつどんな施策で接点があったのか、過去の接点情報を管理することが可能です。過去の接点やその際のやり取りを確認した上で、新規営業フォローをすることが可能です。
- 簡単なお礼メールの送信と詳細な解析
サスケにはMA(マーケティングオートメーション機能)がついているため、獲得した顧客情報の管理だけではなく、マーケティング活動に活用することができます。展示会後のお礼メールの送信は、対象顧客に一括でメールを送信でき、担当者や商品ごとに分けることも可能です。テキストメールやHTMLメールに対応し、送信後には開封率やURLクリック率の解析、WEBサイトの訪問データも確認できます。これにより、導入意欲の高い顧客を効率的に把握できます。 - フォロー状況の「見える化」と効果測定
展示会後のフォロー状況を「見える化」し、各ステージの進捗状況を一目で確認できます。これにより、展示会後の動きや費用対効果を詳細に分析し、「展示会に出展しただけ」ではなく、実際の成果をしっかりと把握することができます。
詳しくはこちらをご覧ください!
https://www.saaske.com/event-follow
まとめ
展示会で獲得した見込み顧客を受注につなげるためには、迅速かつ丁寧なフォローアップ、パーソナライズされたコミュニケーション、見込み顧客の育成、効果的なセールス戦略、そして展示会後のアカウントマネジメントが不可欠です。具体的なフォローメールや電話の例を活用し、より具体的なアプローチを行うことで、見込み顧客を長期的な顧客へと転換する成功率を高めることができるでしょう。展示会での努力が実を結ぶよう、ぜひ実践してみてください。
投稿者
- サスケ(saaske)マーケティングブログは、新規営業支援ツール「クラウドサービス サスケ」のオウンドメディアです。筆者はサスケのマーケティング担当です。SFA、CRM、MA、テレアポ、展示会フォローなど、営業支援のSaaSツールにまつわる基礎知識や実践方法などをお伝えしていきます。
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