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其の2 テレアポに関する心理学

前回は「テレアポトークを作る考え方」をご紹介しましたが、
参考になりましたでしょうか。


さて、今回はテレアポに関する心理学をご紹介したいと思います。


テレアポは、ほとんどの場合、断られるケースが多い訳ですが、人はなぜ断るのか、あなたはお分かりになりますか?


そして、その時の「相手の心理」はどうなっているのかなど、その心理を理解すると、テレアポの効率化に役立てることも出来るようになりますから、今までと違った展開にすることも出来るようになります。


アポイントが取れないと悩んでいる方は、どうぞ参考にして下さい。


■INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ▼《 相手の心理を読む方法 》
   --------------------------------------------------------------
  1、人は、なぜ断る?
  2、断る時のポイントは必ずある
  3、言葉によって気持ちも変わる
  4、断られないようにするには?
   --------------------------------------------------------------

 1.人は、なぜ断る?


人は予期しないことには慎重になりますし、すぐ返事を出さなくてはいけないと言う時ほど、決断を先延ばしにする傾向があります。

これは、決断をする時は失敗したくないと言う思いが強く出るために、その判断をするには、それなりの時間を必要とするからです。

そこへ、テレアポのような電話がかかって来た場合、その場で決断するには余裕もありませんし、正しい情報も無い状態ですから、心理的負担から逃れたいと言う気持ちが強くなるために、断ろうとする方が多いのです。


つまり、テレアポに対して、断るのに理由など無いと言うことです。
  

理由が無いのですから、断り文句もほとんど同じになります。
 
・今のところ必要ありませんから・・・
・うちは間に合っていますので・・・
・興味ありませんから・・・


このような言葉が出た時は、決まって相手は何も考えずに“面倒だから、と言う感覚だけで断っていると言うことを理解してください。 


これがテレアポの“宿命”だからです。


2.断る時のポイントは必ずある。


相手が断る時のポイントは、あなたの言葉によって変わって来ます。

たとえば、

話すスピードだったり、声色(声いろ)でも影響して来ます。


“話すスピード”と言うのは、電話の場合“耳で聴きながら”内容を理解しなくてはいけませんから、相手にゆっくり話してあげないと、理解するのが面倒になり、途中で聴くのを止めてしまいます。


今までように話しの途中で切られてしまうのは、切られる前に自分の話しを伝えたい、早く言い切ってしまいたいと言う願望が強くなる為に、早口になっていたことが原因のひとつだったのです。


なので、相手は途中で話しを聴くのを止めて、聞き流してしまうだけです。


もうお分かりですね。

「うちは必要ありません。」のような一言で終わるのは、あなたと言う人間に対して断っているのでは無くて、聴くのが面倒だから断っているケースが多い、と言うことです。


最後まで説明したいと言う気持ちは分かりますが、相手を聞く姿勢にしてあげないと意味がありません。


まずは、相手が理解するだけの余裕を与えることが大事なのです。

3.言葉によって気持ちも変わる。


同じ言葉でも、相手が受ける印象が変わると言うケースがあることを、あなたはご存じですか?

たとえば、経費節減の提案をしているこちらのケースをご覧下さい。


《Aパターン》………………………………………………………………


営業「御社では、会社を運営する上で
   経費節減が第一だと思いますか?」

相手「いいえ、そうは思いません。
   それ以外にも検討する項目はありますから。」

営業「では、売上げよりも利益率が優先すると思いますか?」

相手「いいえ、利益率は大事ですが、
   営業効率も考えなくてはいけません。」

営業「それでは、経費節減には『外注』も必要だと思いますか?」

相手「いいえ、外注よりも先に社内で検討する事が必要ですね。」




《Bパターン》………………………………………………………………


営業「御社では、会社を運営する上で
   経費節減は必要だと思いますか?」

相手「そうですね。それは必要でしょうね。」

営業「では、売上げを考えるなら、
   利益率も考えるべきだと思いますか?」

相手「そうですね。売上げが良くても
   利益が無いと意味ありませんからね。」

営業「それでは、経費節減には『外注』も必要だと思いますか?」

相手「そうですね。
   成果が見込めるのであれば、外注も必要でしょうね。」


…………………………………………………………………………………



いかがですか?

AB共に同じような質問で、そして最後の質問はまったく同じなのに、なぜか相手の答えは逆になっています。

この質問には、そうなるだけの工夫がされているんですが、皆さんはお分かりになりますか?


そうです。 

答えは、Aは質問に対する答えが「反論しやすい形」になっているのに対して、Bの方は「はい、そうですね。」と答えやすい形になっていることです。


このように、商談を有利に進めたいと思ったら、相手に「はい、」と答えやすい質問を作るのがポイントになるんですね。

つまり、誘導尋問するようなものです。


コツが分かれば、話しの持って行き方にも参考になると思いますので、自分の思い通りに相手を導いてあげましょう。

4.断られないようにするには?


テレアポが一番イヤになる理由は、「断られるのが辛い」と言うのがあります。


この理由だけで、どうしてもテレアポが出来ないイヤになる、と言う人がどれだけ多いことか・・・


そこで、このイヤだと思う気持ちを無くすにはどうしたらいいのか、あなたはお分かりになりますか?


答えは「断られるのが辛い」と“思う気持ち”を無くせば良いのです。



そこで、最初から「断られるのを前提にテレアポする」と言う方法もあります。

「断ってもいいんだから、」と思って電話する工夫です。


そうすると、今までイヤだと思っていた気持ちが“す~と”軽くなり、苦痛も無くなりますから、断られる度に落ち込む事も無くなりますし、電話する件数も大幅にかけられるようになります。


「断ってもいいんですよ」と最初から決めているので、これほど簡単なテレアポはありませんよね。



要は、“気の持ちよう”と言うことです。


断られても構わないと思って電話すると気持ちも楽になります、そして、断られること事態に抵抗感も無くなります。


そうすると、何件電話してもストレスが溜まることもありませんし、電話する件数が増えることで“数の法則”で話しを聞いてくれる人に
当たるようにもなります。


今まで苦痛と思っていたテレアポが、今度は楽しく思えて来るのですから、不思議なものですよね。


誰でもテレアポは嫌いだと言いますが、考え方ひとつで楽しくなるのですから、あなたも考え方を変えて見てはいかがでしょう。


きっと、結果も違って来ますよ。

どんどん電話して行きましょう。
   


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


いかがですか、

以上で、テレアポに関係する心理学を説明してきましたが、参考になりましたでしょうか?


相手の心理を分かると自分も楽になります。
それが心理学を応用した「ノウハウ」だからです。
 

何事も工夫によって展開を変えることが出来るのですから、あなたも心理学を参考にして、成績アップに役立てて下さい。


では、次回をお楽しみに♪

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