展示会やイベントでは、多くの名刺やアンケート用紙が集まります。しかし、現場では「紙のままファイルに保管」「Excelに転記する時間がない」「展示会後のフォローが遅れて機会損失」などの課題が起こりがちです。
せっかくのリードも、データ化されなければ“資産”にはなりません。本記事では、展示会やイベントで集めた紙データをクラウドサービス サスケを活用してデジタル化 → 管理 → アプローチ → 商談化へつなげる方法を解説します。
Contents
名刺スキャンの流れと効率化ポイント
展示会で最も多いデータが「名刺」です。サスケでは、モバイル端末のカメラまたはスキャナーで名刺を読み取り、OCRで自動データ化することができます。
▼基本の流れ
- サスケのスマホアプリを起動
- 名刺を撮影し、AI-OCRで情報を読み取り
- 氏名・会社名・メールアドレスなどが自動入力
- 顧客データベースへ即時反映


重複登録を避けるため、既存データとの照合も自動で行われます。これにより「同じ名刺を何回も登録してしまう」「展示会ごとにExcelが乱立する」といったミスを防止できます。
▼効率化のポイント
- 撮影時は白背景&反射防止のマットを使う
- 撮影担当を複数人に分け、登録作業を展示会中に終了させる
- 入力項目の初期設定を「展示会用テンプレート」にしておく
アンケート・資料の取り込み・データ化
名刺だけでなく、来場者アンケートや商材資料に手書きで書かれた情報も、サスケではスキャン → PDF化 → 画像解析 → 設問別のデータ入力が可能です。
手順の一例
- アンケート用紙をまとめてスキャナーでPDF化
- サスケ管理画面から「資料スキャン」を選択
- スキャン済みファイルをアップロード
- 記入者名(名刺のデータと紐づけ)+回答内容を自動判別

展示会後に「紙をPDFにするだけで時間が終わる」「アンケート内容をExcelに転記している」などの手作業は不要になります。手書き文字もAIが読み取るため、大量の情報でも短時間でデータ化できます。
重複チェック&一括登録で即時アプローチ体制へ
展示会後はスピードが重要です。競合より早く接触できれば商談化率が大きく変わります。
サスケの「一括登録」機能は以下のような課題に対応します。
▼できること
- CSV・スキャンデータをまとめてアップロード
- 会社名・メールアドレス・電話番号などを基準に重複判定
- 既存顧客か新規かを自動判定して統合または新規登録
- 自動で担当者にタスク割り振り・ステータス設定も可能

これにより、展示会終了日の夜には全データが整理された状態で登録され、翌日から架電・メールがスタートできる体制が整います。
展示会後フォローのシナリオ例(メール+架電)
展示会で接点を持った見込み顧客には、温度感が冷めないうちにアプローチすることが重要です。サスケの「シナリオ機能」は、メール送信と架電タスクを自動化できます。

▼シナリオ例
| 時期 | アクション内容 |
| 当日 | お礼メール(資料+ブース訪問のお礼) |
| 3日後 | 興味度チェックメール(特定資料・ウェビナー案内) |
| 5日後 | 未開封者へのリマインドメール |
| 1週間後 | 営業担当へ架電タスク割り振り |
| 2週間後 | 商談予約メール or MAスコアに応じた優先架電へ |
「メール送信→反応をAIスコア化→温度の高い順に営業が架電」という流れが自動で回るため、属人化を防ぎ、営業活動の抜け漏れもなくなります。
参考:サスケ マニュアル>お役立ち情報>サスケ機能>シナリオ機能
活用事例:展示会から商談へつながったケース
ケース①:年間15回以上展示会に参加する製造業企業の場合
- 展示会では名刺とヒアリングシートを併用していたが、紙の情報を外部業者へ委託してデータ化しており、反映までに約2週間かかっていた
- 展示会後すぐにアプローチができず、熱量が下がった状態での架電・メールが常態化
→ サスケ導入後は、名刺やヒアリングシートをスキャンするだけでデータ化でき、紙情報と顧客データの紐づけも自動
→ 展示会直後からインサイドセールスがフォローを開始できるようになり、展示会の成果が可視化されるようになった
詳しい導入事例はこちら
ケース②:ソフトウェアサービス企業の場合
- 名刺とアンケート情報をExcelへ転記しており、1回の展示会でデータ入力に3日ほどかかっていた
- その間、メール送信や架電ができず、温度感の高いリードを取りこぼすこともあった
→ サスケ活用後は、スキャン~登録までの作業が約3時間に短縮
→ 展示会当日からお礼メール・フォローを開始できるようになり、新規案件数が約10倍に増加
→ 営業の動き出しが早まり、商談化率も向上
詳しい導入事例はこちら
どちらの企業も「紙からデジタルへの変換スピード」が成果に直結していました。
まとめ:紙データを“その日のうちにデジタル資産”へ
展示会の成果は「何件名刺を集めたか」ではなく、どれだけ早くデータ化し、アプローチにつなげられるかで決まります。
紙データをサスケで一元管理し、重複なく蓄積・活用することで、展示会は単なる情報収集の場ではなく、商談創出の起点になります。
展示会リードの活用なら、サスケ
クラウドサービス「サスケ」は、新規営業で発生するリード(見込み顧客)情報を統合・管理し、営業機会へつなげる新規営業支援システムです。名刺スキャン・一括登録・メールシナリオ・分析機能まで一つのプラットフォームで完結できるため、展示会後すぐにアプローチを開始できます。
リード管理×AIで新規営業を加速する。
紙の名刺やアンケートを迅速にデジタル資産へ変え、展示会を確実に成果へつなげたい企業に最適なツールです。
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投稿者
- サスケ(saaske)マーケティングブログは、新規営業支援ツール「クラウドサービス サスケ」のオウンドメディアです。筆者はサスケのマーケティング担当です。SFA、CRM、MA、テレアポ、展示会フォローなど、営業支援のSaaSツールにまつわる基礎知識や実践方法などをお伝えしていきます。
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